2018年3月1日木曜日

本当に知っておきたい『子供の歯科診療』

虫歯の治療... イヤですよね(^^;
子供はもちろんの事、大人になっても嫌なものは嫌なものです。
歯科診療も少しずつ改善はしてきて、
今は嫌な時には治療しないことが当たり前になりました。

嫌な時に治療するリスク


歯科医院で痛いのを我慢させて治療していると突然患者様が意識を失うことがあります。治療中、痛いのを我慢して歯を削られていると交感神経が興奮状態になります。つまり脈拍や血圧が上がった状態にあります。その状態が長く続くと突然、副交感神経(迷走神経)が優位になり脈拍と血圧の低下がおこります。これは「デンタルショック」「疼痛性ショック」「神経性ショック」「三叉神経迷走神経反射」などいろいろ名前が付けられています。歯科での事故の6割以上をしめます。

予防法
予防としては、患者様に痛い思いをさせないことです。男性では(最近は女性でも)治療中痛みがあっても表情にださない方がいらっしゃいます。痛み止めの麻酔の注射をしたときも「痛かったら痛そうにしてください」必ず伝えておきます。患者さまの気分が悪くなった中断するなど、常識的なことをしていればおこりません。
対処法
治療を中断して、安静にしておくと2-3分で回復します。